2008年12月23日火曜日

12月13日






























参加メンバー
とも こうへい 623 39 みきてぃ タッシー まこ きょう ゆう りょうすけ
ファシリ
ばらさん
サポート
さけちゃん あおやぎさん きよさん しまださん 
音楽
カオルン レイミン
記録
ふくしまさん
雑感
前週にいろいろと課題が浮き彫りになり、どうしようかと考えていたが、やはり本人、保護者と話をした方がいいかと思い、平日夜だったが、どんなことをしたいか、集団で劇を作るとき、どこが難しいかということを確認しあった。
もともと集団で足並みを揃え、空気を読みながら参加していくこと自体が難しい特性を持っているので、そこを要求することはタブーだと思っていた。しかも、ノールールなので、なおさらコントロールしてくれるものがなかったので当然といえば当然だった。
私たちとしては、一緒に仲良くやってほしいということは提案するつもりはなかった。たくさん話したいのであれば、そういう場面を作るし、劇の中の一場面で、そこまで待てない、衝動的に出てしまうということであれば今回のプロジェクトは諦めてもらって、別の形で実現するということを考えていた。
ところが話をしていくと、本人はこのプロジェクトで自分の力を発揮したいと考えている、だからぜひチャンスをということだった。そのためには、ルールがほしいということだった。これは本人からではなくて保護者から。仕事の場でもルールがあることで、円滑に集団での生活が営まれているという。どうしてもルールがほしいということだった。私自身は、このプロジェクトを始めるにあたり、いくつかのチャレンジをさせてもらっていた。その一つ、どこまで構造化の発想を、演劇作りに入れるかということがあった。台本はどのあたりでどのくらい必要になるのか、ワークショップを進めるのには、どこまでどの程度ルールが必要になるのかということもそうだ。
他の参加者からも異論はなかったし、むしろそれの方が安心するということだったので、社訓という形でルールを提案することにした。
この回では、ワークショップの前に本人と話をしたことと、ルールを提案させてもらったことで、とても穏やかなワークとなった。
今回は、カオルンとレイミンが歌の指導に来てくれた。
きょうさんは、自分の詩に曲をつけ、ボーカルで歌も歌ってくれた2人と、一緒に歌を歌い、とても感動していた。
喫茶店ごっこの部分では、みきてぃの希望で「ナルト」のテイストを入れた「忍者」バージョンのカフェを加えた。忍術修行をしにきたお客と、忍術を授ける道場主である店員とのドタバタ劇。
みきてぃの求める忍術のクオリティがとても高くて、コンバットの達人であるあおやぎさんも、「これにはまいった」という反応だった。
時代劇バージョン、刑事バージョンといつも安心してできるものと、新しいバージョン。いつも新鮮な気持ちと安心できる気持ちを持てるような枠組みを次回以降も心がけていきたい。
プロローグとエピローグ、ナレーションによるつなぎも一段落し、一応劇としてつながるようになってきた。年明けは1月17日から。





2008年12月13日土曜日

12月6日

















参加者 ゆう 623 こうへい タッシー きょう ミキティ りょうすけ 39 とも
ファシリ ばら
サポート さけ あおやぎ しまだ きよ
記録 ふくしま
スペシャルゲスト ななこが
雑感
歌の練習、せりふの練習、エンディングの練習を前後半に入れて、中に喫茶店ごっこ(遊びの要素)を入れた。
一人、2ヶ月ぶりに来た人がいる。台本は変わっていないものの、流し方だったり、歌が入っていたりとかなりストーリー自体が具体的になっていた。それもあってか、彼は不安になり、みんなの中で、「自分」を強調、主張しすぎるところが目立った。他の参加者の演技や台詞を、「つっつく」ことがあり、他の参加者から「それはひどいよ」「みんなと波長を合わせようよ」と逆に言われる場面もあった。
ファシリとしても、何度か彼のコメントをうまく切り返して、ポジティブな方向に進めようと思ったが、彼の「主張」は強くて、跳ね返されることが多々あった。それでも、大崩れすることはなくて、ゲストできてくれたななこがも、ミュージシャンのオーディションカフェという設定で、こうへいやタッシーと競演してくれた。
タッシーは、このためだったのか、ピアニカを持参してきており、立って演奏したり、自分の「お気に入り」の曲を披露したりと、いつもは演じる彼だが、一味違う一面を見せてくれた。こうへいは、100円均一の笛で、鳥の鳴きまねを披露した。たまたまそう周りに「聴こえた」ということだが・・・。
今回のドラマで、エンディングに合唱曲が入るのだが、その作詞をきょうがしてくれた。そして、いつもカメラマン等で協力してもらっているカオルン、レイミンに曲をつけてもらった。今回、歌の練習をしているときに、「この詩が・・・」と詩にマイナスコメントがつけられれる事件が起きた。彼女は、ふさぎこんでしまった。でも、サポートと、他の参加者のフォローで、一応立ち直ってくれた。
ななこがが来てくれたことが、彼女の中で大きな支えになったようで、ライブに行ってみたい、憧れているということをななこがと話すことで、傷は癒された。
今回は一人、集団の波長から大きくそれることがあったが、他の参加者は、比較的冷静で、「ああいうのはよくない」「もっとこうするべきだ」と他者評価をしていた。
保護者からも、「今までなら、同調して同じように崩れていたが、冷静に振舞っていたことは大きな成長」と評価してもらった。
「彼」については、それから数日後、保護者を交えて、この回のこととこれからについて、話をした。
こればかりは「特性」なので、本人が悪いわけではない。
ルールと、彼が見通しを持ちやすく、本人がいきいきとできる「ナレーション」の部分を明確にするということで、確認できた。
ちなみに13日の回では、とってもセルフコントロールしている「彼」がいた。
そのがんばりに「感動」した。その報告は13日の、で。