2008年9月21日日曜日

9月20日

参加者
こうちゃん きょう ゆきちゃん タッシー ともくん りょうすけ あさお 少女B まこ たいし ありん

ファシリテーター
酒村 小松原

サポートスタッフ
青柳達也 やまざきひえ 水町きよ

記録
橋本芳


発声練習は15分程度で終わった。
発声主任も慣れてきてはいるが、ちょっと「仕方なしにしている」感も否めない。

すぐにドラマに移行した。
困った客シリーズはイメージしやすかったようで、今回もすぐに手を挙げてくれた。
今回は前回の成果を生かし、「みんな」だけで客をしてもらうことにした。
あおやぎさんに、店員として入ってもらった。店員希望は他にこうちゃん。

少女Bは自分で衣装を探して参加。かつらをぐるぐる回す小道具にして登場。
ともくんと初参加のひいちゃんと少女B。カメラでぱちぱち写すお客さん。
店内では撮影ダメですよと拒否する店員。
拒否のエネルギーが勝って、困った客はすぐに優等生客になった。

次の客は、大学生の子どもと母親、その友達。大学生は医学生。母親が店内で心臓発作で倒れる。
何故か他の参加者が占い師として、その後の母親の運命を占う。医学生の息子は、陰陽師になって母親の体から幽体離脱させるというドラマとなった。


最後の客は、わんぱく小学生と父親。店員が4名で対応。小学生が来店するなり「遊ぼう」の嵐。
父親は「カレーを食べよう」と連呼する。激辛カレーを食べて親子共々水をがぶ飲み。
食べ終わるとまた小学生はまた「遊ぼう」の嵐。
店員は、閉店の合図。即興で閉店ソングが鳴り出した。そしたら何故か父親まで歌いだした。これには小学生もびっくり。父親なのか店員なのか分からないようなポジションで、小学生は困惑していた。

2008年9月17日水曜日

9月13日



















参加者
こうちゃん きょう ゆきちゃん タッシー ゆう 623 ともくん りょうすけ あさお 少女B 維新 

ファシリテーター
さけちゃん ばらさん


スペシャルゲスト
やぎさん かなっぺ


タイムテーブル
17:00 店長(さけちゃん)からの重大ニュース。
17:15 発声主任による発声練習(こうちゃん タッシー)
17:20 スペシャルゲストを入れた「困った客の対応」についてのドラマ
18:25 シェアリング
18:30 清掃主任(りょうすけ)による片付け



当日の様子から

発声主任として子どもたちに役割を預けると、3名の子が交替で前回のような発声を自らリードしてくれた。
公演ということを伝えずに、一日本物のカフェをすると伝えるとイメージしやすかったようで、それまでにどんなことをしていこうというアイディアが出た。

1回目でドラマの流れや遊び方が分かってくれたようで、自分たちからメイク、衣装の工夫をして、当人同士でメイクをしたり、衣装を提案したりしてくれた。また、前回は監督やADなど裏をしたいという方がまず立候補されて、次に役者という流れだったが、今回は、役者をしたいという方が先に立候補され、後で裏が決まるという流れになり、みんなの前でパフォーマンスしたいという気持ちが前面に出ていたと感じた。

前回は見ているだけで、自分の世界に没頭しながら横目でちらちらと様子を見ていた子が、今回は1回目自分から「誰かにお化粧してみたい」と言い、2回目には「うちも出てみたい」と言った。
この子は、帰宅するときとてもニコニコしていて、これほど笑顔で帰ってきたことはそうはないということだった。
前回、会場となるカフェの前で立ちすくんでしまった青年がいた。彼は初めての場所、初めてのことにとても不安を感じてしまい、徐々に自分とそことの距離を埋めていくというタイプだそうだ。前回はうまく自分の思いを出せずに、やや悶々とした面持ちで帰り、主催者として気になる青年だった。
しかし、今回は開始から1時間すると「監督やってみようかな」と裏の仕事を希望し、大きな声で「本番行きます!!」と叫んだ。以降、ADをしたりと自分から立候補して役割を担ってくれた。

20歳ほどの青年は、他の参加者とはちょっと違っていて、プロダクションに自分を売り込みに行ったことがある。なので、ちょっと「練習」というものをしたことがある方だった。
彼は、他の参加者がするこということに「それは違うだろ」「そうじゃなくて」と突っ込むことが多かった。
しかし、それは自分がしたいということの裏返しで、どうしても2人芝居というのをしたいということだったので、みんなが休憩しているときに、デモとしてすることにした。
彼は店員。私が客という設定だった。私は敢えて言葉を使わないで芝居をすることにした。最初はその状況にとても不安そうだったが、何とか相手の言葉を「音声」ではなく身振り等から読み取ろうとしてくれて、最後は自分からエンディングを探してくれた。自分にはまだまだ引き出しがあることを主張していた。

全部で5個のドラマを作ったが、最後のは傑作だった。
店員は623とかなっぺ。お互い元ロック仲間だったということだ。
客は、なぜかパイレーツオブカリビアンのジョニーデップとちりちり頭のおっさんという2人の刑事と、追いかけられている犯人の計3名。
店内では、昔の思い出に酔いしれる店員2人。エアギターをかき鳴らしている。
そこに犯人がマントをかぶって入店。店の端っこに身を潜めた。
少し経って刑事が入店。「怪しい人は見なかったか?」と店員に聞き込み。
すると、ジョニー、犯人らしき人物を発見。職務質問をかける。
犯人は、違いますとシラをきるがそうは問屋がおろさない。

詰め寄る刑事。
犯人はとうとう銃を出して、「動くな!撃つぞ」と脅す。

623はすかさず「そういうのは外でしてください」と一気にTilt。
立場が一気に逆転した。
こんなに面白いコメディはそうない。

掃除主任も忘れてはいけない。
全てが終了した後、これまで大人しかったりょうすけだが、
掃除は本物のカフェでもこなしているので、動きが軽快だった。
どこに片付けたらよいか、どこをどのように掃除したらよいか、身を持って示してくれた。こんな形で貢献してくれるというのも発見だったし、嬉しかった。

2008年9月1日月曜日

8月30日第1回目






















コメディドラマワークショップ 活動記録
2008年8月30日/ 記録者[ 小松原   ]
■参加者
参加者
参加者14名
ゆき まこ きょう ありん 非公開 623 とも 39 こうちゃん
タッシー たいし りょうすけ ゆう 維新
ファシリテーター
酒村和哉 小松原修
サポートスタッフ
保護者(自己紹介のときに)

記録
橋本芳

その他
泉山氏(映像)


■タイムスケジュール
~18:00 名札作り
18:00~18:25 自己紹介(自慢したいものの披露も含めて)
18:25~18:40 発声練習 
18:40~18:50 休憩(履歴書書き)
18:50~19:25 カフェを舞台とした即興ドラマ
19:25~19:40 振り返りと予告


■準備物
メイク道具
衣装
小道具
監督用小道具
名札

■全体を通しての振り返り
自己紹介も発声練習も、初日の一発目ということもあり、雰囲気は和やかであるものの、
先行き不透明な様子は否めなかった。
でも、ドラマが始まると生き生きとしていたので、演劇をするということが具体的に、しかも見通しが立つようになったんだなぁと感じた。

全体的にはメニューもよかったし、次回以降につなげられる材料が揃った。


■参加者の様子、特記事項

17時半にポンテに行くと、すでに5名ほどの方が来ておりました。
来た方から、名札にニックネームを書いていただきました。
我々が、「ばらさん」「さけちゃん」と名前をベースにニックネームを書いていたので、それに倣って名札を書いてました。
18時。10名ほどの参加者と保護者で店内がごった返すほどのにぎやかさ。
事前に自慢したいものがあればぜひ持ってきてくださいと伝えてあったので、タッシーは自慢の昆虫紙工作を披露。
それを自己紹介として全員にしていただきました。
維新くんは、オリジナルキャラクターを披露。定規で書いたいろいろなキャラクターが綺麗に整列してました。これをアニメにしたいという夢を持っているそうです。
39さんは、細かくメモされた福祉施設への実習記録を披露。39さんは学生さんなのでした。実に細かく書いてあってびっくりしました。
ともくんは、鶏やF1の物真似を披露。
などなど、名前だけでなく、もう一品披露していただきました。
18時20分。発声練習。
まず、顔の筋肉ほぐし。
大きな顔→小さな顔→舌をぶるぶる→頬をぶるぶる→ひょっとこみたいな顔などなど。
私が最初にデモをすると、「何じゃその顔は!」(笑)などの反応をいただきました。その後、保護者も交えて顔筋ほぐし。
その次に、物真似が上手なともくんに、なべあつチックに発声練習のリーダーをしてもらいました。
1,2,3。3の倍数と3がつくときに、ひょっとこ顔でアホになるというものでした。
続いて私に続いて発声練習。「あいうえお」から「いらっしゃいませ」「ご注文は?」「お一人ですか?」など接客に必要な言葉を選びました。
みなさん、それは大きな声でした。
あまりにも早く終わったので、休憩も早めに。18時35分。休憩時間を利用して、履歴書を書いてもらいました。これはこの後のドラマに利用しました。
似顔絵と特技、夢を書いてもらいました。
我々がカフェに来たとき、「アルバイト募集」というビラを貼らせてもらっていました。この後のドラマをアルバイト採用ドラマにするためでした。ドラマ中、このカフェはなんちゃってカフェになります。
亮輔くんは本当のカフェであるポンテで、アルバイトをしているので、「まさかクビ!?」と本気でドキドキしたみたいです。
後半は、ドラマでした。
お客さんの役を私の方で担当させてもらい、アルバイトの役を立候補してもらいました。とても積極的で写真のように何名も挙手してくれました。できるだけ多くの人にいろんなことを体験して(見ることも大切ですが)もらうために、アルバイトだけでなく、監督さんやAD、それに私にメイクを施してもらう役もしてもらいました。全く初めてのドラマです。
みんなもどんなことが起こるのか、不安と期待でドキドキでした。
私がサザエさんみたいな風貌にしたら、会場内は大爆笑。メイクをしてくれたきょうさんは、人にメイクをするのは初めてだそうで、「本当にしていいんですか?」と仕切りに尋ねてきました。
最初のアルバイト役はタッシー。小学4年生の元気ものです。ここで本当に手伝ったことがあるからととても自信たっぷりで店員役をしてくれました。お客として店内に入ってきて、すかさず見ていたともくんに、「それ何食べてるの?」と即興で質問すると、ともくんは慌てることもなく「このカレーおいしいですよ」と即興で返してくれました。その前に座っていた維新君は一般の客を演じていたそうです、実は。
一回目が終えた時点で、どんなものか分かってもらえたようで、2回目の配役では、立候補の雨嵐。お客の役を数名が、店長代理とアルバイト店員といった具合に参加者の半数がドラマに参加しました。
623さんはスカートを穿き、ピン止めをしたかったようで、とても意気揚々と女性を演じていました。
亮輔君とともくんはキャラクターを創ることに一生懸命でした。
39さんは、着実に店員をこなしてました。維新君はまたも一般客としてエキストラっぽく、でもしっかりと演じていました。
店長代理をしたともくんは、レジ打ちも披露。
全てが即興でしたから、設定が複雑になることもありました。亮輔君がそれをコメントしてくれました。でもそこに気付くこと自体すごいことですし、次回はそこをシンプルにして臨むということを確認できたことがよかったです。
楽しすぎて本来は45分で考えていたドラマの時間が60分以上になりました。
みなさんからの感想がまたよかったです。不安いっぱいで来られた方が多かったですが、それは見通しが立たなかったから、イメージしにくかったからということで、初回のイメージで、かなり不安も払拭されたようです。
表現力と思考。即興でも十分やっていけることを教えていただきました。
次回は13日土曜日17時から18時半です。